▼CAMP KITCHEN CLOTH開発の背景

高知県土佐市を拠点とする三昭紙業株式会社は、最先端の土佐和紙製造技術を活かした不織布で、シート化粧品、ウェットティッシュ、キッチン用商品、介護用商品など、多岐にわたる商品を製造しています。

この度、同社は高知県・大学等連携協議会よりアルファドライブが受託して運営する令和1年度高知県社内起業家（イントラプレナー）育成支援講座に参加。自社の技術を活用した新商品開発を検討する中、様々な業界関係者にヒアリングと仮説の修正を繰り返す中で、同じく高知県のスノーピークおち仁淀川店と出会い、キャンプ客の市販のキッチンクロスに対する課題意識を発見。「BBQの汚れを拭き取るには薄すぎる」「食材に直接触れるものなので安心なものがいい」といった顧客の声を踏まえ、同社の丈夫で安心なキッチンクロス素材を活用した新商品開発に至りました。

まずは同社のグループ会社のECサイトでの販売を開始しており、今後順次キャンプ場等での取り扱いを開始予定です。

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▼高知県社内起業家（イントラプレナー）育成支援講座について

アルファドライブでは、令和1年度の本講座の運営を担当し、高知県内の事業者による新規事業開発を促進していくため、その事業を牽引する人材の育成を行ってきました。経営層の新規事業に対する意欲を高める経営層向けセミナー実施後、担当者向けの連続講座（全7回）を実施しつつ、それぞれに対して伴走型のメンタリングを実施。最終的には、各社の経営層の参加する成果報告会で検討した事業についてのプレゼンテーションを行い、その後の事業開発のサポートも行なっています。

令和1年度は、高知県内の12事業者18名が参加し、それぞれに新規事業もしくは社内改革のプロジェクトを検討しました。受講生のほとんどが新規事業開発経験を持たない中、各回の講座を通じてそのノウハウを学びつつ、実際に顧客との対話を繰り返す中で事業アイデアをブラッシュアップしてきました。本講座終了後も、各事業者が本講座を通じて獲得したノウハウを活用し、新規事業に挑戦し続けていくことを、アルファドライブとして引き続き応援していきたいと考えています。